◇映画◇「DOWNTOWN81」(’81米）

先日、探した時にはレンタルには無かったこれ。
やっと見つけて借りたくもずーっと返ってこない。
返却日を聞いてその日に行くのに返ってこない。
上映された時も知った時が遅くもう終わっていた。
縁が無いんだろうか？と思いながらもやっとの思いで観た。

これは、バスキアの初主演の映画だそうで。
正直、前回の「バスキア」同様印象に残らなかった。
やっぱり描いた絵もあんまり出てこなかったし。
まぁ、活躍したニューヨークなアーティストたちと関わっていたってことしか
わからんかった。
で、彼は何がやりたかったのか？がわからんのね。
おそらく自身もさまよっていたんだろうけど。
「バスキア」でもイラストを映像化させて音つけてやりたいって言うのだけど。
そして彼自身もバンドを組んだりしてたみたいだけど。
バスキア自身の生き方を否定するつもりは全然、無いんだけどあんまりにも映画に
印象が薄くて。
（もっとも深部で感じる点が私に無いだけかもしれないけど）
キッド・クレオールのバンドのライブ映像がよく流れていたんだけど
その印象が強くて（結構、ライブカッコイイ）彼のライブ・フィルムかと思えてしまう。

面白かったのは、DNAのドラマーの叩くサマを観れたってことかな？
（他のアーティスト←プラスチックス、タキシードムーンとかはあんまり出てこない）
彼女、かなり好き。やる気なさそーな雰囲気なんだけど憑かれたように
ドラム叩くトコが。英語を喋らなくてメンバーに英語で喋られても
「日本語しかわからないんだから日本語で言えよ」って日本語で言うのね。
（この人だけ日本人なのね）本当かどうか知らないけど言葉の疎通がなくて
感情のみで演奏されて一種フリーキーなんだけど聴くに耐えない音楽って
ワケでもない。

こうして書いてても思うけどやっぱりバスキア自身に触れることがないぞ。
http://www.kinetique.co.jp/dt81/