これもまたまた寺山修司。レンタルにあったのでとりあえず。
まず最初に時計がたくさん出てきて穴に埋めてしまう。
「村にたくさん時計があったらどの時計を信じていいかわからない。」
と言って。
で、村には本家にたった一つだけ。
村というのもどこか田舎ということはわかるのだけど。
村には分家に貞操帯をつけた女性スエ(小川真由美)とその恋人ステキチ(山崎努)、
本家には旦那のダイスケと愛人のテマリがいる。
ステキチは村の闘鶏大会でダイスケに「不能、不能」となじられ
カっとなって殺してしまう。
その後ステキチはスエと村のハズレに出ていき
二人の生活を築こうとするのだけどダイスケの幽霊
に悩まされ、
何の因果かステキチは段々と痴呆のようになっていく。
その後、村で色々なコトが起こる。

時計を埋めた穴は、黄泉の国につながっている穴で
死人に手紙を渡せるようになっているのだけど
その「穴」を介して時間がズレたり。
最後に誰かが誰かに宛てた手紙をダイスケが読んで、
スエ、テマリその他登場人物の「その後」が映し出される。


急に展開が変わるし、地方の言葉ばかりで聞きづらく内容はよくわからかった。
「世にも奇妙な物語」を観てるみたいだった。
(奇妙なハナシとしては面白い)

しかしどの作品を観ても出演の女性がとても可愛い、というのが特記事項。
もちろんその見目形も可愛いのだけど、彼の作品に
出てくると何ていうか雰囲気があっていい。
素朴というか純粋というかとにかくとてもガーリィ。
今回の映画で言えば小川真由美もそう。照れたような表情を
見せるのだけど何とも愛らしい。
また華奢な女性が好きなのかそういう女性が多い。
過激ではないがエッチなシーンもあったり、
ヌードも出てくるんだけど淫らさはない。
(けれど受け方によっては逆に淫らかも)
高橋ひとみ(が誰かはわからない)が今回の映画では特に良かった。
出てくるシーンが緑色でちょっち不思議な女性の設定。
それを堪能するだけでも得した気分になれるのだけど?



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