ヤン・シュワンクマイエル作品。
これは、「チェコ感覚」って面白いぞ、と人に言われて
パペットアニメの映画祭に行ったりしてたんだけど
他の人の作品は、私にはそんなにぐぅっとこなかった。
どうも愛らしいクレイ人形は、あんまりスキじゃないみたいで
リアルな人形及び作り物がスキみたい。
フィギュアなんかもそう。

彼の作品は、実写と嘘モノで創られていて、嘘モノもリアルなのが私は、スキみたい。
今まで「アリス」他短編を観たんだけどどれもそんな感じ。
しかも単純にグロテスクなだけじゃないのが良い。
滑稽で可笑しい。それがコマの動かし方というのもあるだろうし(ストップ・モーション)、
人間の微妙な部分を突いてるとこにもある。
「快楽共犯者」は、快楽を求道し、極めた果ての5人の姿を撮っている。(と思う)
指サックや毛という毛を集めたる者、パンを丸めて集めたる者。
気持ちいいモノを求めて尋常ではないようなモノを集めてるという。
彼の作品は、「ヌメーン」「タルーン」「チクチク」
という感じの触感の質感をとても大事にしてるみたいで
こちらにもそれが作用してくるのが心地いい。
そしてその5人の時間軸が様々な形で「日曜日」にズレるというストーリー部分も楽しい。
一度「ファウスト」という作品も観てみたい。


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