バリ島放浪記その5・CREEP

この日も朝からエステに。
今回は、フェイシャルとフットバス。
これはホテルにあるスパで。
まず昨日、かなり足裏マッサージが気持ちよかったんで
フットバスを1時間。
まず足浴。軽石のようなもので踵ををこすってもらう。
（後で触ったら柔らかくなってたけど今は既に固くなってる）
そしてまた痛いツボマッサージ。中国式だと痛そうだな、これ。
でもバリのは、そんなには痛くない。どころかまた半分眠り。
その後、フェイシャル。意外と顔の筋肉ってこるんだよね。
これもかなり気持ちいい。特に眉間のあたりのツボが最高。
頭の奥が痺れる感じがしてまた眠り。
今度は、金縛りに合う。起きようとするのに起きられない。
もがいてるとキウイの匂いがして、顔に何か冷たいものが。
夢うつつで「あー、絶対これキウイパックされてるんだわ」と
思ってたんだけどふっと金縛りが解けて起きると
何のことはない紙が貼られてるだけだった。
そして顔がジンジンするようなアロマオイルを顔に塗られたんだけど
冷たいような熱いような妙な感覚がした。
これで一通り、終わり、またジャムウのような紅茶のような飲み物をお召し上がりになってオシマイ。

昼からはタクをチャーターしてたんでそれでウブドゥという街へ。
タクシーは、本当に安く7時間貸し切りで5名で乗って2000円するかしないか。
ひとまず、ベスパショップへ向かって皆はオプション部品をお買いあげ。
私はその間、隣のレストランで昼食。
またもやナシゴレン。でも日本語はともかくとして英語も通じない。
「HOW MUCH？」が通じなくて往生した。
結局、タクシーの運転手に訊いてわかったんだけど。

その後は、更紗を展示販売している所や銀の装飾品を販売している所へ。
言い値で販売してるんだけどそれでも高いと思えるので買わなかった。
そして田舎道を進み、棚地になっているウブドゥへ。
坂が多くて、高地から下を眺めるととてもいい風景。
あ、そうそう。バリは、建築制限でもあるのか平屋ばっかり。
クタの市街地は、何となく小さい頃に見たような懐かしい感じ。
青空商店街があって、ちょっとゴチャっとして昔、住んでた尼崎を思い出す。
今は、区画整理とかしててそんな風景もなくなってしまったかもしれないけど。
で、ウブドゥはといえば、神戸の北野ってとこかな？
ちょっと小洒落た感じなんだよね。
街も比較的、キレイだし。で、ここでは子供を多く、見かけた。
バリダンスを踊る子供がいて、すーごく可愛くて写真をとった。
それから間食を摂った。
ここでは、カレーをまた食べたんだけど塩辛いの。
あんまりおいしくないのね。パパイヤジュースも飲んだけど
これもカスカスしてておいしくなかったので今回は、はずれ。

その後、またタクで奥地へ向かい、ケチャをやってる場所へ行く。
私は、マップルで見た寺院を想像してたんだけど
連れていってもらったとこは、「会館」みたいなところ。
ちょっとシチュエーション的にイマイチだなーと思いながら席（石段の）に着く。
「チャチャッチャチャチャチャ」とけたたましい叫びと遠吠えみたいな声と
神様だか鬼だかに扮した人が踊ってる。
んだけど「チャチャ」猿集団が、何て言うか本気じゃなくて
観客の方を見てニタニタ笑ってたり、
腹から声が出てない感じで興ざめ。
唯一、面白かったのはケチャの後の少女二人による
トランスダンス。
目をトローンとさせて、クネクネと腰を動かして、
手を奇妙になびかせ、小さくステップを踏む。
二人は、鏡みたいに対称になって踊る。これが何とも愛らしかった。
それからまたトランス男が火のついた藁を踏んで、足で消すという
大道芸をやっていた。
もうちょっとケチャが迫真の演技でやってくれてたら、
とそれだけが心残りでクタに戻った。

遅めの夜食。三宮センター街みたいなショッピング街の中の
レストランで。特に食べ物に関して特記すべきことはないけど、
ストリートで演奏している人たちがいた。
なんつーか生カラオケみたいな雰囲気なんだけど。
やってた曲がRADIOHEADのCREEPだったんだけど
この日は、やけにCREEPが聞こえてきていた。
まぁ、全世界でRADIOHEADは、人気なんだろうな、とは思うけど。
女の子が歌っていてそれがとても下手だったのが印象的な夜でした。