思い返しながら書いてるがしかし長い・・・書くのも読むのも疲れるな。

この日の朝は、ホテルのバイキング。
ナシゴレン(ヤキメシ)やミンゴレン(ヤキソバ)を中心にジュースやパンを食べる。
辛くはなくサッパリとうまい。
その後また街を闊歩し、昼御飯を食べようと皆、行商?の民に声をかける。
頭上で食べ物の入ったかごを支えながら歩いてる。よく落とさないもんだ。
「いくら?」ときくと3000ルピア。値切ろうと皆、必死。でも2000ルピアにしかならず。
渋々、私も2000ルピア(とはいえ、30円)を渡すと何やら仲間と話し込んでお金を返された。
何故かわからないままに私は昼御飯を諦めた。
どうやら値切ってばかりいたので「もう売らない」ということのようだ。
他は、皆、入手したのに・・・
木の皮?みたいなものに包まれたチャンプルというやつで
韓国のピビンバのようなオカズとゴハンを混ぜて
食べる。ちょっとだけ恵んでもらったのだけど
これがまたオイシイ。
たぶんバリメシの中で一番、私が気に入った食べ物。
それを路上で手づかみでビール片手に食べるのは本当に最高だった。

そうそう。今回の旅の目的は友人の海外挙式に参加の為で今日がその日。
夕方くらいから式場へ向かう。田舎道をいくらか走ったところにある教会。
私の頭の中は「テントウムシのサンバ」がよぎっていった。(余りにベタな歌だけどね)
教会に入り、式の次第の前説を受け、新郎・新婦入場を待つ。
パイプオルガンの何だっけ?あの曲。結婚行進曲の一つなんだけどその曲が鳴らされ扉が開く。
開いた瞬間、夕陽が差し込みその夕陽を背に浴びて両者が現れた。
新郎の方はともかくとして新婦の白いウェディングドレスがとても眩しく、
少し恥ずかしげに歩く彼女の姿を見るや否やドワーっと涙が溢れてきた。
何だかとても感動した。隣の人が「何、泣いてんねん」と言ったので多少、ムカツいたけどそんなことも
どうでも良かった。
ヴァージンロードを歩き終え、神父?牧師?の前に二人が立ち、賛美歌を歌ったりしていると
隣から「ズゴオオオオ」という音がきこえた。
さっき私につっこんだ本人がものすんごい勢いで泣いていた。
そして袋の中からきったないタオルを出して涙を吹いていた。
おかげで私は冷めたが式の間中「ズゴオオオ」という音と
「コンタクトが、コンタクトが」という声がきこえていた。かなわんわぁ。
式が進み、新郎・新婦に祝いの言葉を告げた後、(この辺では皆、泣いていた)
外に出てフラワーシャワーをかけた。
その後、二人は車に乗って帰るんだけどその時に教会の鐘が鳴り響き、これもまた良かった。
たぶん親族が集まる挙式ではここまで感動しなかっただろう。
仲間内でこじんまりとやるのが良いみたい。

夜はパーティ。フルコースを頂く。人に「いやぁ、おひさも挙式はするべきだよ」と口々に言われた。
確かにこのように感動的なら挙式も悪くないな、と思う。
しかも形式によっては何百萬もかからずに済むしなぁ、、、、。
ボケーっとそんなコトを考えながら食を楽しんでると、バンド演奏の人たちがやってきた。
ほろ酔い加減で新郎もギターを持ち、ビートルズに
フィッシュマンズにフリッパーズにと得意なメロディ
をかき鳴らす。私も調子に乗ってコンガ?ボンゴ?を叩いて歌う。

「悲しい時に浮かぶのは いつでも君のことだったよ
悲しい時に笑うのはいつでも君のことだったよ」

あれ?・・・
新郎が歌うには過去形だしおかしいんだけど
ヤツはこれしか弾けなかったんだろう。まぁ、良しとすっか。
と、そんな感じで宴たけなわにこの日を終える。


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