HOLIDAY IN THE SUN

2000年10月8日
LIFE AFTER PUNK ROCK
〜すべてのパンクスをやめた人に捧げる〜
ケラの小説。
小説というか戯曲っぽい。
何となく舞台を意識したような、うーん映画でも
あるかな?そんな感じ。
でもナンセンスなやつじゃなくてボーッとしちゃう小説。

これに出てくる女の人。
何となくパンク、かっこいいぞ!!
何となく今、ベルリンにいっとけ!!
(当時、ベルリンの壁崩壊 今なら朝鮮半島か?)
こういう感じってワカルなあ。

何となく立てた中指つっこむ夏、みたいな?

私は学校の中で机をステージに(これよく出すな)
やるタイプではないんだけど数人の友人の前だと
「はろうー、いーえんむあーい」とかいっちゃうほうだ。つまるところ内弁慶。
(弁慶の泣きドコロはほんとに痛い)

そんでこの女の人。
「気狂いピエロ」を観ようとするんだけど寝てしまうのね。
ずっと寝てるっていう。
これもワカル。

私はといえば何となくかっこいいいんじゃないか?
何となくヌーヴェル・ヴァーグの旗手か?
なぞと勘違いしてゴダール作品を観ては寝る。
たぶんあれは眠る為の映画、だと思うけど。

その女の人の馬鹿そうなトモダチ。
馬鹿そうなんだか利巧なんだ。
バロウズの話だったり、寺山の話だったり。

私はといえばアホそうでやっぱアホだからあまり
深味を帯びた会話はできん。
できんといえばデキン・ザビ。とか頭の中そんなんばっか。

主人公らしき「君」とその彼女はデイドリームビリーバーを聴き、
彼女は「勝った」と思う。
それはただの気分の問題で何に勝ったわけでもない。
そういう気分的に「勝った」とか何となく嬉しくなったりする単純なとこが
「君」は好きだったりするのかと思う。

ラストは「アナーキー イン ザ UK」
「うるさい」と言って彼女はヘッドホンを外す。
「ベルリンはどっちだろう、ジョン。ベルリンはどっちだ。シドは死んだけど君は生きている。
僕も生きて、僕の隣で彼女も生きている。
パンクスでなくなったジョン。君には何がある?
僕には今がある。そしてここに彼女がいる。
ヘ・イ・ワ・ダ」
そして「君」は彼女にクリスマスの予定を聞き、
「君」を見ずに「仕事」と言う。終わり。

私はベルリン崩壊の時はタイトルの曲は口ずさまなかった。
ただ意味なくPINKの「ベルリンは宇宙」を口ずさんでいた。
そんな私のパジャマは穴あき。
情けない穴を見て思う。
「これぞアナーキー。社会に反逆。オレは歌うテロリスト。」と。

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